【31カ国目】砂埃、チリ [新婚旅行で世界一周♪]
ボリビアとチリの国境。
高山病から逃げるようにチリに抜けましたが、
そろそろ日程的にきつくなってきたのもあって、チリはたったの2日しか滞在してません。
南北に細長いチリの、超北部に位置する町、「イキケ」と「アリカ」。
その2つの町だけでチリに行った、というのも抵抗がありますね。。。
2つの町より何よりも、記憶に残るのはボリビアからの国境越えでした。
砂、砂、砂。。。
ボリビアからチリに抜ける方法はいくつかあります。
基本的には標高が下がるわけなので、どの方法でもいいと思います。
なのに、ウユニからイキケへ抜けるこのコースをたどる人は少ない。
バスがあまりないこともあるし、みんなウユニ塩湖のツアーにのって、
ツアーでそのままアタカマに抜けるから。
国境手前の町、アバロア。
ここでしばしの休憩を。
お手洗いもなくってね、建物の陰で。
建物の陰、は壮絶な状態でした。語りたくはないけど。
またバスに乗せられて、向かった先はここ。
本当の国境。
多分地図上でここにばっちり国境線が引いてあるんでしょう。
実際にはなんにもないのに、おろされた。
ボリビア側のバスはボリビア側まで、ここからはチリなのでチリのバスがくるのを待ちます。
しっかし、ほんとになんにもないんだよ。
日本の「なんにもない」は、木が生えてたり、芝が育ってたりするじゃない?
チリのなんにもない、はそれすらない。
でも迷惑なものはあった。それは砂。。。
一番上の写真と同じものですが、国境の標識。
チリ、ボリビア。国境線なんだよ、本当に。
この日光をさえぎるものすらない、だだっぴろい真っ白な空間で2時間。
現地の人々とひたすらバスを待ち続けました。
チリ側からきたバスにはグアテマラのチキンバス並みにぎゅうぎゅうの人。
そしてアフリカ並みの手荷物。
みんな、チリで買出しして、ボリビアに帰っていくんですね。
チリの景色。
国境と変わらない。。。延々と。。砂も相変わらず。
乾燥しきっているので、砂埃がすごい。
バスがおんぼろで、窓をしめても砂埃がはいってくる。
それでも閉めないよりはましだと思ってたのに、空調を入れたくないのか
「窓を開けろ」と。
車掌みたいな兄ちゃんと、冷戦。
窓を閉める私たち、開けろと迫る兄ちゃん。
兄ちゃんが去っては閉めて、閉めるとまたやってくる。
イキケの町につくころにはわれわれ二人、真っ白になっていました。
髪の毛はごわごわで、顔は砂っぽく、服は白い層ができてた。
夕方ころ、目的の町、イキケに到着。
ぼろぼろのカッコにこの都会の雰囲気はちょっと困る。
標高が一気に下がったこともあって、暑い。
この町で1泊しようと思っていたけど、バスの乗り継ぎがよかったこともあって、
砂埃を身に纏ったまま、次のバスに乗ってアリカまで行くことにしました。
夜行バスです。
その前に腹ごしらえ。
南米ではきっとどこでも食べられる、セビッチェ。
魚介類をレモンの酸味がたっぷりきいたスープで漬け込んだもの。
慣れたらおいしいけど、火がとおってなかったりもするので勇気要ります。
アリカまでのバスは超快適。
チリはバス事情がとっても良いと聞いていたけど、本当でした。
快適な眠りにつけた。
アリカのバスターミナルで食べた朝食。
ハンバーガー。やたらと大きいの。30センチあったかも、直径。
アリカの町のアイス。
そぼくでおいしかった。すごく安かった。
アリカの町。
イキケより都会。
チリの人は民族衣装着てない。
奥に見える崖の上に要塞があります。アリカ要塞。
この海抜0mからそこまでのぼったんだけど。
ペルーから続く高所での生活が、まゆこさんの心配能力を向上させたようで。
全く疲れることがなかったの!息切れすら、しなかった。
高所トレーニングって、ものすごい効果アリみたいです。
要塞への途中。 結構のぼってるでしょ?
要塞から町を見る。
あぁ、久々の海だ。
要塞の上にそびえ立つキリスト像。
海を向いています。
アリカ最大の観光地、それは要塞ではなく、ここ。カジノ。
ど派手な外観からは想像できませんが、市営です。
カジノの中は撮影禁止。
なのに、旦那さん、1枚撮っちゃった。
スロットマシンがだーっと並んで、あとはカードゲームとか、ルーレットとか。
軽い気持ちでスロットだけならやってもいいかなって思ってたら、
旦那さんがルーレットに手を出して、はまってしまいました。
負けちゃったけど、それでも日本円にして5千円ほどで一晩中遊べたので、まぁ良かったかな。
そんなカジノでの徹夜あけで、もうペルーを目指し旅立ったふたりなのでした。
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